肺がんと診断されたらするべきこと

 肺がんと診断されたら、誰もが深くショックを受け、絶望的な気持ちになってしまいます。しかし前向きに治療を受けるためにも、一人で悩みを抱え込まず、家族や専門の支援センターなどに積極的に相談しましょう。

肺がんになったら、周りの人に頼ることも大切

 平均寿命が大きく延びた今、がんは日本人の2人に1人がかかる、身近な病気となりました。

それでも自分がいつかがんになることを想定して毎日を送っている人は少数でしょうし、特に肺がんは他のがんと比べて予後が良くないため、大変な不安に駆られてしまうのも無理はありません。

最初はパニックになり、悲しみや怒り、絶望などのさまざまな感情が湧き起こってくるのが普通です。まずはそんな感情をすべて味わい尽くすことが、前向きに治療を受けるための大切なステップになります。

しかしたった一人で悩みや不安を抱えていると、ますます不安感が大きくなってしまい、次のステップに進みにくくなってしまうのも事実です。そんな時は家族や親しい友人に思い切り話を聞いてもらうことも、決して悪いことではありません。

また、がんの治療を行なう「がん拠点病院」には、患者さんのあらゆる悩みに応じる「がん相談支援センター」が設置されています。

がんにかかると、命の不安のみならず、仕事や治療費のことなどさまざまな悩みが出てきますので、ぜひ納得できるまで相談してみましょう。

さらにがん拠点病院には、がん患者さんが集まるサークルもあります。同じ病を持つ仲間と仲良くなることも、大きな心の支えになるはずです。

そうして少しずつ気持ちが落ち着いてきたら、本やインターネットなどで情報を集め、前向きに治療に挑んでいきましょう。

肺がんの患者さんの家族がするべきこととは?

 肺がんの宣告でショックを受けるのは、本人はもちろん、その家族も同じです。大切な家族が今後どうなるのか、不安で夜も眠れなくなるかもしれません。実際がん患者の家族は、その精神的負担から「第二の患者」とも呼ばれています。

家族にできる一番の支えは、何はなくとも本人の話に耳を傾けることです。なるべく口をはさまず、つらい気持ちや不安などを思う存分に聴いてあげましょう。

そうして悩みやつらさを共有するだけでも、多くの患者さんが救われ、心が落ち着いて治療へと向かっていけるものです。

ただし、家族がストレスを受け止め過ぎて鬱々としてしまっては、患者さんを支えられなくなってしまいます。そうならないよう、がん拠点病院では家族のための心のケアを行なっているところがほとんどです。

共倒れになってしまっては元も子もありませんので、心理士やソーシャルワーカーへの相談をどんどん利用しましょう。

患者さん本人にとっても、その家族にとっても大きな困難に直面する肺がんという病気ですが、年々医療は進歩し、治療成績も向上しています。つらい気持ちを共有しながら乗り越え、手をたずさえて治療へと向かっていきたいものです。

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