肺がんの胸部X線検査

肺がんのガイド

肺がん胸部X線検査について、解説致します!

胸部X線検査

胸部X線検査は、肺がんに限らず一般診療健康診断でも行われる馴染み深い検査です。

長期間咳や微熱が続く、胸が痛い、息苦しいといった症状が出た時に病院へ行くと、まず間違いなく最初に行われる検査と言ってよいでしょう。

この胸部X線検査、大変身近に感じるものですが、実際にがんの検査においてどういった役割を担っているのでしょうか?

ここでは、がん検診で行われる胸部X線検査についてご紹介したいと思います(^^)

肺がんの胸部X腺検査とは

胸部X腺検査は、X腺検査の中でも最もポピュラーな検査方法ですが、心臓や肺、肺の間にある縦隔など、様々な臓器や骨の情報を確認することができる有用な検査です。

X腺検査は、体に微弱の放射線を照射し、組織や臓器を透過するX線を濃淡で表し、フィルムに焼き付けるという検査方法です。

また、肺がん検査で行われる胸部X腺検査は、健康診断などで行われるものよりも写真のサイズが大きく、病変の検出力が優れている「直接撮影」という方法が採用されています。

胸部X腺検査で肺を撮影した場合、正常な気管支や肺胞は空気で満ちているため黒く映りますが、病変は細胞が異常繁殖しているため密度が濃く、X線の透過が弱くなり白い影となって写し出されます。

そのため、胸部X腺検査ではこの白い影の有無によって、肺がんがあるかないかを判断するということになります。

肺がんの胸部X腺検査でどんなことが分かるのか?

肺がんの胸部X腺検査では、肺のどの部分にがんができているのかを判断することができます。

胸部X腺検査で、がんが白い影となって映るということをご説明しましたが、医師はその陰の位置から「がんが臓器のどの部分にできているのか」まで診断できるとされています。

また、発症して間もないがんは容積が少ないためX線が透過しやすく、レントゲン撮影に映りづらいという傾向がありますが、淡い影となって見えることもあるため、早期発見に繋がることもあります。

とはいえ、胸部X腺検査の場合は「肺がんの可能性」を見つけることはできますが、その進行具合や病変の状態を確認することまでは出来ませんので、異常がみられた場合は、CTなど精密な検査ができる方法を選択する事となります。

肺がんの胸部X腺検査の流れ

 肺がんの胸部X腺検査は、一般的なレントゲン検査と変わらぬ方法で行われますが、場合によっては側臥位(検査台に横向きに横たわる)で撮影されることもあります。

基本的に、術着に着替えた後は検査医師の指示に従うだけなので、事前準備などは特に必要ありません。

検査自体10分程度で終了するものですので、肺がんの初期症状が疑われる時や不安を感じる場合は、まず、肺がんの胸部X腺検査を受けてみると良いでしょう。

胸部X線検査を受ける時の注意点

胸部X線検査を受ける際には、術着に着替えることもありますが、私服のままで検査を受けることもあります。

検査を受ける場合は、衣類はボタンやプラスチック、金具、プリントがないものを選ぶようにしましょう。金具やボタン、プラスチックといったものはX線検査で白く写ってしまうからです。

ですから、検査を受ける際には、ホックやワイヤーが付いている下着は外し、シャツのポケットにボールペンやメガネなどを入れている人は取っておきましょう。できれば、無地のTシャツなどを着用しておくのが望ましいといえます。

胸部X線検査で異常が見つかった場合

胸部X線検査で異常が見つかった場合は、精密検査を受けるように通知がきます。この時点では、まだ肺がんと決まったわけではありません。

あくまでも、病気の可能性があるだけですので、最終的な診断は精密検査後に行われることになります。

精密検査としては、胸部CT検査や喀痰(かくたん)検査、腫瘍マーカーなどの検査を行います。

胸部CT検査

胸部のX線検査では、身体を正面から撮影しますが、胸部CT検査では身体を輪切りにした状態で撮影をします。そのため、胸部X線検査では、死角となって見えにくかった部位の映像がCT検査ではしっかりと確認できるというメリットがあります。

また、胸部のX線検査では写りにくい小さながんでも発見しやすいというメリットもあります。

喀痰検査

痰には肺や気管支、咽喉頭などから剥がれた細胞が混じっています。ですから、痰を調べることで肺や気管支などの異常についても知ることが可能になります。

喀痰検査の中でも肺がんの検査に有用なのは、「喀痰細菌検査」と「喀痰細胞診」です。喀痰細菌検査は、痰に混じっている細菌やカビなど肺炎の原因になっている菌を突き止める検査になります。

検査方法には顕微鏡で菌を観察する方法(塗抹検査)と、菌を培養して菌の種類を特定する方法(培養検査)とがあります。

喀痰細胞診は、痰に混じった細胞を顕微鏡で観察してがん細胞がないかを調べる検査となります。

肺がんに罹った場合、痰の中から排出されたがん細胞が見つかることも少なくありませんので、肺がんの診断として喀痰細胞診が行われています。

腫瘍マーカー検査

腫瘍マーカー検査とは、がんが作り出す特徴的な物質が血液中にどれくらい含まれているかをチェックする血液検査のことです。

血液を採取するだけでいいので、患者の身体にかかる負担が少ないというメリットがあるものの、「偽陽性」を示すこともあるため、腫瘍マーカー検査のみで肺がんかどうかを診断することはできません。

しかし、がんの進行度や広がり具合を判定するのには効果的なので、肺がん検査で広く行われています。(参考:腫瘍マーカーの種類

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