肺がんのステージ・進行度

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肺がんステージ・進行度について、解説致します!

 肺がんは、早期発見が難しい上に進行が早いという厄介な特性を持つがんです。

そのため、治療の際には「がんがどの程度進行しているのか」ということを正しく理解し、その進行度に沿った適切な治療法を選択することが重要となってきます。

ここでは、肺がんの進行度を知る上で重要になってくる「進行度 ステージ」についてご説明したいと思います(^^)

肺がんの進行度

 肺がんの進行度は「ステージ」「病期分類」という言葉で表現されます。

ステージには4段階あり、T(T期)、ステージU(U期)、ステージV(V期)、ステージW(W期)に分けられています。

この4ステージを決定しているのは、肺がんのがん細胞の大きさや転移の状況です。また、これらの分類には「TNM分類」というものが用いられています。

このTNM分類は「T:原発腫瘍の大きさ」「N:リンパ節転移」「M:遠隔転移」を組み合わせた分類法という意味で、がんの進行度や転移の有無を分かりやすく表現しています。

原発腫瘍の大きさ

 原発腫瘍の大きさはTXT1〜T4まであり、以下のように分類されます。

TX 原発腫瘍がみられない
T1 原発腫瘍が直径3cm以下。または、がんが肺組織もしくは臓側胸膜に囲まれているが、葉気管支より浸潤していないもの
T2 原発腫瘍が直径3cm以上。または、がんが気管支に浸潤しており、腫瘍の中枢が気管分岐部分より2cm以上離れている。または、がんが肺門部に及び、無気肺または閉塞性肺炎がある。または、臓側胸膜に浸潤がある
T3 「胸壁、横隔膜、縦隔胸膜、壁側心膜」いずれかに浸潤している。または、原発腫瘍が気管分岐部から2cm未満に拡がるが、気管分岐部へは浸潤がない。または、片側肺全体に、無気肺あるいは閉塞性肺炎がみられる
T4 原発腫瘍の大きさは問わず「縦隔、心臓、大血管、気管、食道、椎体、気管分岐部」に浸潤がみられる。または、原発巣のある同じ肺葉内で、近接した転移がある。または、悪性胸水、心嚢水がみられる

リンパ節転移

 リンパ節転移段階的にNXN0〜N3まであります。

NX 所属リンパ節が判定できない
NO リンパ節への転移なし
N1 がんが原発巣と同側の肺門部、リンパ節にとどまっている
N2 がんが原発巣と同側の縦隔リンパ節に転移している。または、気管分岐部直下のリンパ節に転移している
N3 原発巣とは反対側の縦隔、反対側の肺門、反対側の肺門のリンパ節に転移がある。または、そのどちら側にも鎖骨上窩リンパ節に転移がみられる

遠隔転移

 遠隔転移はMXM0M1の3つだけです。

MX 遠隔転移を評価できない
MO 遠隔転移がない状態
M1 遠隔転移がある状態

上記のようなTNMを組み合わせることで、肺がんのステージは以下のように分類されます。

  N0 N1 N2 N3 M1
Tx/Tis
0
-
-
-
-
T1
IA
IIA
IIIA
IIIB
IV
T2
IB
IIB
IIIA
IIIB
IV
T3
IIB
IIIA
IIIA
IIIB
IV
T4
IIIB
IIIB
IIIB
IIIB
IV

0→IA→IIA→IIIA→IB→IIB→IIIB→IVの順に、進行しているとなります。

小細胞がんの進展度

 肺がんの中でも、小細胞がんは大変転移の速度が速いため、上記のTNM分類出はなく、以下のような小細胞がん専用の進展度で表されます。

限局型(LD)

小細胞肺がんが、片側の肺と近くのリンパ節(両側の縦隔のリンパ節、首の付け根にある鎖骨上窩リンパ節も含む)に留まっている状態。

進展型(ED)

限局型よりがんが広がっている状態。肺の外側にがんが広がり、遠隔転移が他の臓器にもみられる。

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