肺がんの告知が怖くて病院に行けない

頑固な咳が続く、血痰が出るなどの症状が見られても、「肺がんと告知されるのが怖くて病院に検査に行けない」人も多いようです。しかし万が一がんだった場合、1日でも早く発見することが治療効果をあげることにつながります。

咳や血痰が続いたら、まずは近くの病院へ

がんは、日本人の死因の1位を占める病気です。高齢化社会も手伝って、「日本人の2人に1人はがんになる」ともいわれる今の時代ですが、誰にとってもがんは怖い病気であり、告知を受けることには恐怖感がつきまといます。

中には、がんと知らされるのが怖いあまりに、体に異変を感じていても病院に行けない人もいるといわれます。特に肺がんは、治りにくいがんの一つです。

咳や血痰などが続いていても「本当に肺がんだったらどうしよう」と怖くなり、なかなか検査に行けない人がいるのも無理はないかもしれません。

もちろん、肺がんではなく他の病気の可能性も十分にあります。特に喫煙習慣の長い人の場合、「肺気腫」や「COPD(慢性閉塞肺疾患)」などのリスクが高く、咳や痰はそこから来ているのかもしれません。

また頑固な咳は「ぜんそく」の可能性も考えられますし、風邪が治っても咳だけが続く「咳ぜんそく」なのかもしれません。

しかし、それら他の病気と肺がんをしっかりと区別するためには、検査が必要不可欠です。どんな病気であれ、同じ症状が長く続いているのを放置することは、体にとって良くありません。まずは勇気を出して、近くの内科や呼吸器内科を受診してみましょう。

がんを治すためには「早期発見」が第一!

もしも検査の結果、重大な病気の可能性があると判断された場合は、より詳しい検査のできる大きい病院にかかるよう、紹介状を渡されます。そこで気管支鏡検査や生検などを受け、初めて肺がんかそうでないかが確定されます。

肺がんは胸部CT検査である程度の見当をつけられますが、診断を確定するためには、実際に組織を採取して生検を行なうしかありません。その結果、肺がんと確定されて、初めて治療方針を考えることになります。

肺がんを告知されることは、誰にとっても怖いことです。しかし全てのがんにいえることですが、完治できるかどうかは「発見時期」によって大きく左右されます。

早く見つかれば、それだけ手術ができる可能性が高い、つまり治せる確率も高まるのが「がん」という病気なのです。自分の体のためにも、ぜひ勇気を出して病院に行くようにしてください。

がん告知に備えるアドバイス

がんの告知を受けたら、誰もが最初は激しく落ち込みます。しかし多くの人はしだいに立ち直り、前向きに治療に向かっていくようになりますので、症状を放置せず、勇気を持って検査を受けることが大切です。

私たちには「がんと立ち向かう力」が備わっている

がんは命を脅かすこともある病気です。その告知を受けたら、どんなに強い人でも最初は落胆し、弱気になってしまいます。

死への恐怖、「なぜ自分が」という怒り、「もっとああしていればよかった」という後悔…さまざまな感情が湧きおこり、これまでの人生で味わったことのない気持ちを経験するでしょう。そして、それを見守る家族もつらい思いをします。

しかしそれは正常なことであり、がんの宣告を受けた人の誰もが通る道です。自分だけではありません。最初のうちはそういったさまざまな感情を一つひとつ味わうことが、しだいに病気と立ち向かっていくステージへとつながります

多くの患者さんは、最初はどんよりと落ち込むのですが、2〜3週間経つころには自分の病気を受け入れ、前向きに治療に臨むようになるといわれます。私たちには、そういう力がもともと備わっているのでしょう。

どんな状況でがんが見つかったにせよ、これ以上進行しないうちに発見されたことを幸運と考え、自分の受ける治療をできるだけ冷静に考えていくことが大切です。

ショックの大きい場合は、メンタルケアの活用を

多くの人は、時間の経過とともに気持ちの整理がつき、治療のことを考えられるようになりますが、中にはショックから立ち直るのに時間を要する人もいます。

生まれ持っての性格も関係していますし、今置かれている人生の状況などによっても病気の受け止め方は変わってくるでしょう。

周りは「いつまでもクヨクヨしていないで!」と叱咤するのではなく、本人にしか分からないつらさを理解し、寄り添ってあげたいものです。

その上で、必要に応じてがん専門の精神科などを利用することも考えましょう。がんのように命に関わる病気になった場合、うつ病やパニックなどの精神症状を呈する人も少なくありません。

がんを治療する大きな病院には、そういったメンタルケアを専門に行なう「精神腫瘍科」や、「緩和ケアチーム」などが整備されています。心の悩みをできるかぎり軽減し、治療に向かっていくためにも、ぜひ必要な薬物療法やカウンセリングなどを受けましょう。

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