ベバシズマブの効果・副作用解説!

 ベバシズマブ(商品名アバスチン)は、手術のできない非小細胞がん(扁平上皮がんを除く)に対して用いられる分子標的薬です。がんが広がる際に、新たな血管が作られないように阻害する働きがあります。

肺がんに対するベバシズマブの効果

 ベバシズマブは、2009年11月に肺がんの治療薬として国の認可を受けた、比較的新しい薬です。国内では中外製薬から「アバスチン」という点滴薬として販売されています。ベバシズマブは、分子標的薬の中でも「血管新生阻害薬」に分類されます。

がん細胞は増殖する際、栄養や酸素をどんどん取り込む必要があるため、腫瘍の周りに新たな血管を勝手に作るのですが、その際に「血管内皮増殖因子(VEGF)」というタンパクがシグナルとして働きます。

ベバシズマブは、このタンパクに働きかける作用があるため、血管が作られるのを防ぎ、がん細胞が増殖できないようにするのです。

ベバシズマブは、単独ではなく、他の抗がん剤と組み合わせて使用されます。

肺がんでは、手術のできない扁平上皮がん以外の非小細胞がん(腺がんや大細胞がんなど)に対して、「シスプラチン+ゲムシタビン」など、2種類の抗がん剤の併用療法に加える形で用いられることが一般的です。

こうすることで腫瘍の縮小効果が高まり、がんの進行をより抑えることができます。

ベバシズマブの副作用

 ベバシズマブは、従来型の抗がん剤とは異なるメカニズムで作られた分子標的薬ですので、吐き気や骨髄抑制などの副作用はほとんどありません。

ただしベバシズマブは単独使用ではなく、シスプラチンなど他の抗がん剤と組み合わせて使われるため、他の薬でこれらの副作用が出る可能性はあります。特にシスプラチンは、吐き気や腎臓障害などの副作用が出やすいため、注意が必要です。

ベバシズマブ特有の副作用としては、高血圧やタンパク尿、出血、血栓塞栓症、消化管穿孔などが代表的です。

多くの場合、十分にコントロールができますが、大きな血管にがんが広がっている場合などは重篤な出血が起こる場合があるため、使用できないことがあります。扁平上皮がんにベバシズマブを使えないのも、出血のリスクが高いためです。

同じく、脳に転移している患者さんも、脳出血の可能性があるため、ベバシズマブの使用を見送ることがあります。

がん保険の必要性が高い肺がん治療

肺がんは先進医療に指定されている重粒子線治療や陽子線治療などの適用があり、1回300万円以上しますので特にがん保険の必要性が高いがんです。

がん保険はがんになってからでは加入できませんので治療費が心配な方は、がんになる前に一度資料請求をして検討してみるとよいでしょう。

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