抗がん剤治療にかかる費用と助成制度

 肺がんの抗がん剤治療にかかる費用は、がんの組織型や進行度などによって変わってきますが、数ヶ月間にわたって何度か行なうため、合計で数十万かかることが一般的です。

ただし高額療養費制度を利用すれば、月々の支払額を抑えることができます。

肺がんの抗がん剤にかかる治療費は、高額になりやすい

 がん治療の中でも、抗がん剤は費用がかさみやすいことで知られています。薬そのものの料金が高い上、何クールかに分けて数回行なうことが多いため、総額にすると数十万〜薬の種類によっては百万円を超えることもあるほどです。

また、治療のための入院費や検査代、副作用を抑えるための制吐剤の費用など、抗がん剤代以外の負担も出てきます。

肺がんでは、非小細胞がんに対して「カルボプラチン」と「パクリタキセル」の併用療法がよく実施されますが、カルボプラチンは50mlで約5,000円、パクリタキセルは30mgで約1万3,000円です。

これを1クール3週間行なうとすると、およそ15万かかります。

また「ゲフィチニブ」や「ベバシズマブ」などの分子標的薬は、まだ比較的新しい薬ということもあって、なおさら高額です。

たとえばゲフィチニブ(イレッサ)は1錠約6,500円、ベバシズマブ(アバスチン)は100mg/4mlで約46,000円かかります。もちろん保険は適用されますが、継続的に使用することを考えると、かなり負担は大きくなってしまいます。

抗がん剤治療の助成制度〜「高額療養費制度」を活用しよう

 抗がん剤治療は費用がかさみやすいのですが、日本ではそのような時に利用できる「高額療養費」という制度があります。

これは、その人の収入額に応じて月々の医療費の上限額を定め、それを越える分については返還する(支払いが免除される)システムです。国保や社保など、何らかの保険組合に加入している人であれば誰でも申請できます。

上限額は収入に応じて変わりますが、会社員で月収が53万円以下の人の場合、およそ8万円です。ですから、肺がんの抗がん剤治療で月に10万円以上がかかったとしても、実際に支払うのは上限額までということになります。

高額療養費制度では、原則としていったん治療費の全額を支払い、上限額を越える分は後で返還されることになりますが、70歳未満の人の場合、治療を受ける前にあらかじめ加入している保険組合に連絡して高額療養費の申請をすれば、最初から自己負担金だけを支払うことも可能です。

ただし、高額療養費はひと月にかかった医療費に対して適用される制度ですので、月をまたいだ場合などは対象にならないこともあります。不安がある場合は、事前に病院の会計課などで相談してみましょう。

がん保険の必要性が高い肺がん治療

肺がんは先進医療に指定されている重粒子線治療や陽子線治療などの適用があり、1回300万円以上しますので特にがん保険の必要性が高いがんです。

がん保険はがんになってからでは加入できませんので治療費が心配な方は、がんになる前に一度資料請求をして検討してみるとよいでしょう。

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